以前から私は「2019年中に海外移住する」と公言していました。先日ついに移住先が決まったので、その報告記事です!具体的な内容は以下の通りです。

  • オーストラリア・ブリスベンに行く理由
  • 1年間の滞在スケジュール(仮)
  • セカンドビザ・ファームについて
  • 出国予定日

最初の目的地はオーストラリア・ブリスベン

記事タイトルにもある通り、移住先はオーストラリアのブリスベンです!

https://twitter.com/aknikn/status/1089856119646736384?s=20

地図的にはこの辺りです。

ブリスベンはオーストラリア東部の都市で、シドニー、メルボルンに次いでオーストラリア第三の都市と言われています。時差は日本よりブリスベンが1時間進んでいます(サマータイムはなし)。

3回目のイギリスYMS落選でオーストラリア行きを最終決定

では「なぜオーストラリアなのか、なぜブリスベンなのか」について。

まず私が最初の移住先に求めた条件はただひとつ、英語圏でした。これを満たしていて、かつワーホリやそれに近いビザを獲得できる国は次の5か国。

  • オーストラリア
  • カナダ
  • イギリス(※ワーホリビザではなくYouth Mobility Schemeビザ)
  • アイルランド
  • ニュージーランド

本題から外れるので割愛しますが、さまざまな理由からオーストラリアとイギリスの2択に。どちらかといえばイギリスに魅かれていましたが、イギリスのYMSビザは希望者全員に発給されるわけではありません。1月と7月の年2回行われる抽選に当選しないと応募する権利すら得られないのです。

海外移住計画を立てるなかで、2017年頃には「2019年1月までにYMSに当選すればイギリス、外れたらオーストラリア」と決めていました。結局2018年のYMS抽選2回と2019年1月、計3回すべてのYMS抽選で落選したのでオーストラリアに決まった次第です。

世界選手権もDLロンドンも国内移動の破壊的な魅力

YMSに当選していたら、スコットランド・グラスゴーに行く予定でした。

ちなみにイギリスに魅力を感じていた理由は、単純にスポーツイベントの多さ。私の取材対象となる自転車競技と陸上競技の主なレースだけピックアップしてもこの通り。YMSビザは有効期限が2年なので、2年分のイベントを掲載しています。

  • 2019.04:ロンドンマラソン
  • 2019.06:イギリスナショナル選手権
  • 2019.07:IAAF ダイヤモンドリーグ ロンドン(※ツール期間中)
  • 2019.08:ツアー・オブ・ブリテン
  • 2019.09:自転車世界選手権 in ヨークシャー
  • 2020.04:ロンドンマラソン
  • 2020.06:イギリスナショナル選手権(※日程未定)
  • 2020.07:IAAF ダイヤモンドリーグ ロンドン(※ツール期間中)
  • 2020.08:ツアー・オブ・ブリテン

これにプラスしてプレミアリーグに通ったり、ラグビー観たり、最高ですよね…。もちろんその都度渡英できれば最高ですが、そんなお金はありません。渡英できれば国内移動ですべてカバーできるため、世界選手権がイギリスで開催される2019年中のイギリス行きを渇望していました。

ただ9月の世界選手権に行くだけなら、今年7月のYMS抽選でも問題ありません。しかし今(2019年1月末)25歳の私の場合、30歳までのワーホリビザで行けるのは最大6か国。「ワーホリで行く国」の選択肢を減らしたくない私にとって、26歳になる5月より前に1か国目に行く必要がありました。

ということで、7月のYMSを待たずにオーストラリア行きを決めました。せっかく縁があったオーストラリアなので、しっかりビザの有効期限内は滞在する予定です。そのため、もし7月のYMSに当選しても渡英は2020年の春先になるはず(その場合イギリスに丸2年いられないのですが…)。

ブリスベン→アデレードで2都市に滞在(仮)

正直なところイギリスに行く気満々でスケジュールを組んでいたので、YMSの落選を悟った日はかなりショックを受けていました(なぜかYMSは当選発表と落選発表に2日のタイムラグがあるんですよね…。なんでだろう…)。

とはいえ宝くじに例えられるほどYMSは当たらないのを知っていたので、オーストラリアの滞在先もだいたい目星をつけていました。都市の規模感もそれなりにあって、シドニーやメルボルンより安く住めそうという理由でブリスベンに決定。

ブリスベンはオーストラリアの中で比較的ラグビーが盛んなので、ワールドカップの時期までは住んでいたいなと思っています。10月から11月くらいまでブリスベンにいるイメージです。

そのあとは、アデレードに引っ越しをします。アデレードでオーストラリア後半を過ごして出国するつもりなので、滞在先としてはブリスベンとアデレードになる予定です。

理由はもちろんツアー・ダウン・アンダー

アデレードを2カ所目の滞在先に選んだ理由は、言わずもがなツアー・ダウン・アンダー(以下:TDU)の存在。ロードレースを知らない人に説明すると、TDUは毎年1月にアデレードで開催される大会です。新年最初のレースで、ツール・ド・フランスなどでも活躍する選手が多数出場します。

あと自転車関係でいうと、TDUの前に開催されるオーストラリアのナショナル選手権の開催地が近いのもアデレード行きを決めた理由です。ナショナル選手権は例年ブニンヨン(Buninyong) という、アデレードとメルボルンの間の街で開催されています(ほぼメルボルン側ですが)。

とはいえまだアデレードはメルボルンと迷っていて、どちらになるかわからない状態です。ブニンヨンがメルボルンに近いのはもちろん、テニスの全豪オープンもヘラルドサンツアー(自転車ロードレース)もメルボルン開催だからです(ヘラルドサンツアーは「メルボルン周辺」という感じですが)。

アデレードに住んでメルボルンに行くより、メルボルンに住んでTDUのときだけアデレードに行く方が色々楽なんじゃないかと思っています。まだ半年以上考える時間があるので、現地でじっくり考えるつもりです。

セカンドは取らないし、ファームにも行かない

ブリスベンが当初からオーストラリアの滞在候補地にあがっていたのは事実ですが、2019年1月のYMS落選からすぐブリスベン行きを決めたわけではありません。セカンドビザとファームについて迷っていたからです。

オーストラリアではワーホリ1年目に政府指定の地域で88日間以上の季節労働をすることで、2年目のワーホリビザ(以下:セカンド)の申請権利を得られます。この記事を書いている2019年1月末時点で、ワーホリビザで複数年滞在できるのはオーストラリアだけです(YMSはワーホリじゃないので除外します)。

セカンドビザがもらえるのも魅力ですが、やはり最大の魅力はお金です。まともなファームならオーストラリアの労働法に則った賃金をもらえて、なおかつ農園があるような田舎なのでお金の使い道がないから貯まります。

お金があるに越したことはないし、単純に農業経験がない私にとって人生経験のひとつとしてファームは魅力的です。ただ「まともなファームなら」と書いた通り、まともじゃないファームもあるらしいので、その辺の情報収集や運も必要になります。

行き先がオーストラリアに決まってから数日間ファームについて調べ続けましたが、最終的にセカンドビザもファーム経験も私には不要という結論に至りました。

短期間でがっつり稼げれば嬉しいけど、本当の目的ではない

ファームに行かない理由は大きく分けて次の2つ。

  • 稼げることは嬉しいけど本当の目的ではない
  • オーストラリアの滞在は1年と決めたから

「ファームは稼げる」は、オーストラリアワーホリの通説でもあります。「数ヶ月で100万円を貯めた」というワーホリファーマーのブログ記事はいくつもあり、農業経験がないなりにデメリットを考慮しても魅力に感じました。

しかし、私がワーホリに行く目的は100万円ではありません。オーストラリアで過ごす1年間を、いわゆる「出稼ぎワーホリ」と割り切るつもりはないからです(※出稼ぎワーホリを否定していません)。

最大の目的は英語であり、日本でずっと実家暮らしをしている私にとっては自立も目的のひとつ。スポーツのことも学びたいし、ほかにも学びたいことはたくさんあります。短期間で100万円が貯まるのは非常に魅力的ですが、それ以上に優先したいことがたくさんあるので、セカンドの取得に関係なくファームには行きません。

ちなみにセカンドビザの申請条件にある「季節労働」は農業だけでなく、漁業や石炭鉱業とかでもいいんですよね(参照:オーストラリア移民局)。正直これらの方が農業より興味がありますが、やはりこれらも本当の目的ではありません。

オーストラリアの滞在は1年と決めたから

オーストラリアは1年で終わりにします。この理由はとてもシンプルで、スポーツを仕事にしたいと考える私にとって、南半球での暮らしにメリットを感じられないから。

私が取材したいと考えている競技はほぼ北半球、ヨーロッパを中心に試合が組まれています。極論その都度現地に行けばいいのですが、その都度行くにはお金も時間もかかるし、南半球に住んでいると距離が長くなるので渡航費も高くなりがち。距離が長くなるなら当然時間もかかります。

そう考えるとオーストラリアは非常に魅力的ですが、私が住む場所ではないと。なので、オーストラリアはどんなに長くても2020年4月までにして、2020年以降は北半球へ行く予定です。この理由から、ニュージーランドやチリのワーホリは考えていません。

ちなみにオーストラリアの次に行くところは未定です。非英語圏の可能性も十分あります。

ツールもJCもさいたまも行けないと思います

基本的にこれからの1年はオーストラリアで過ごすため、7月のツールはもちろん、10月のジャパンカップや11月のさいたまクリテリウムは行けないと思います。せっかく昨年はスポーツライターの仕事をいただけるようになったので残念な気持ちはありますが、英語や海外経験など将来的にこの仕事をするうえで必要なことを身に着ける期間と割り切りました。

とはいえ、仕事のためにファームをパスするわけなので、現地でもスポーツ取材を続けるつもりです順当にいけば、渡豪後に日本に戻るのは東京オリンピック期間を予定しています。できれば2020年のツール・ド・フランスは行きたいし、シャンゼリゼから日本に戻ってオリンピックも取材したいです。

渡航日は4/6

すでにブリスベン行きの航空券は確保していて、4/6(土)の夜に日本を離れます。航空会社はオーストラリアのナショナルフラッグ・カンタス航空、初搭乗です。

渡豪まですでに60日ほどしかありませんが、残りの日本での生活を満喫したい…!

愛車も連れていきます!

ちなみに愛車は現地に連れていきます!手放したくないし、現地で新しいのを購入するのも嫌なので…。

国内外あわせて初輪行だし、カンタスは輪行の基準がかなり厳しいと聞くので緊張しています。国内移動用に輪行袋も用意したいし、ボトルゲージも増やしたいのでまだ準備することは多そうです。

日本にいる間にやるべきことはたくさんあるので、やり残しがないように過ごしたいと思います。

それでは!

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