2023年8月19日、ついにロンドンに到着しました!記事執筆中の9月19日には渡英丸々1ヶ月でヒートテックを解禁し、ついにまったく記事を公開しないまま10月も後半に突入しています。
ロンドンに着いてからはAirbnbに滞在して家を探したり2泊3日でエディンバラ旅行をしたり…といった感じで8月を過ごし、9月から今の家に入居して仕事を探し始めました(家と仕事については別の機会に)。
人の数だけパッキングの正解があり、今回紹介するのは一例にすぎません。それでもこれから渡英するYMSの方や、YMSに限らず海外長期滞在を予定している方の参考になればと思います。
預入荷物の重量制限が大きいTurkish Airlinesを利用
パッキング内容の前に、使用した航空会社に言及します。というのも、航空会社と席のランクによって持ち込める荷物の重量が変わるからです(意味ありげに席のランクに触れましたが、エコノミークラスです)。
今回の渡英で利用した航空会社はTurkish Airlines(以下:ターキッシュ)です。ANAと同じスターアライアンスに加盟している航空会社で、私は2017年2月に中欧周遊旅行で利用して以来2回目の利用でした。
荷物の許容量は「預入:最大23kg×2個、機内持込:最大8kg+身の回り品(最大4kg)」です。許容量が多い代わりに他社に比べて航空券は高額でしたが、許容量の多さが今回のターキッシュ利用の決め手になりました(最大30kg×1個の航空会社で追加手荷物を購入するより安かったです)。
イギリスに持参したバッグたち
できるだけ多くのものを持っていきたかったので、スーツケース2個、リュック(30L)、ショルダーバッグの4つで渡英しました。スーツケースだけ軽く解説します。
スーツケース1(画像右)
オーストラリアワーホリ時に購入したスーツケースです。光の当たり方によって明るくも暗くも見えるメタリックブルーが気に入っています。実家から一番近いヨドバシカメラで買いました。
TSAロック対応と容量が多い(97~110L)こと、サイドのジップで拡張できることを条件に選びました(ただし拡張前で3辺合計158cm)。重量は約4.8kgなので、詰められる荷物は23.0-4.8=約18.2kg!
スーツケース2(画像左)
スーツケース1が使いやすかったので、今回の渡英を機に同じアメリカンツーリスターで追加購入。ゴールデンイエローは荷物受取所でも目立つし、昔の私なら間違いなく選ばなかった派手色も気に入っています。
スーツケース1と同じくらい荷物が入ること(97~110L)と、スーツケース1より少しでも軽いこと(約4.2kg)を基準に選びました。もちろんTSAロック対応です。詰められる荷物は23.0-4.2=約18.8kgで、スーツケース2個に詰められる荷物の実重量は18.2+18.8=約37kg。
日本からイギリスに持ち込んだもの
ここからはバッグごとに何を詰めたか紹介していきます。
スーツケース1:上限23kg
イギリス到着後比較的すぐ使うものを中心にスーツケース1に入れました。出国当日まで荷物を出し入れしたのもスーツケース1です。
- 下着←圧縮袋S
- バスタオル×2
- 薄手の長袖パジャマ上下
- 洗濯ネット
- ジェルボール洗剤
- ランドリーバッグ
- ヘアアイロン
- たこ足配線×2
- 化粧品ストック①
- 夏服←圧縮袋M
- マスキングテープ、ビニールテープ
- 就活バッグ
- パンプス
- 香水
- 高校と大学の卒業証明書(高校は念のため)
- ハサミ、カッター、I字剃刀
特に大事なのは「ハサミ、カッター、I字剃刀」。刃物類は機内持込できないので必ず預入荷物に入れましょう(筆箱に入れたハサミを没収された経験あり)。ちなみにオーストラリアワーホリ時代、変圧忘れで日本から持参したドライヤーを入国10日未満で壊したため、ドライヤーは現地で購入しました。
ジェルボール洗剤はAirbnb滞在中の洗濯用です(引っ越し前に買うと移動時の荷物になるので)。今回11個入りを持参して3~4個使ったので、残りは要洗濯の中長期旅行にでも持って行こうと思います。あとランドリーバッグと書きましたが、学生時代に体操着を入れていたナップザックのようなものです。
スーツケース2:上限23kg
スーツケース2には、イギリス到着後すぐには使わないものを中心に入れました。日本を出る数日前にはパッキングを終えていました。
- 皺をつくりたくない服←圧縮袋L
- 秋冬用厚手のパジャマ×2
- チェスターコート、ショートダッフルコート
- ボディローション(詰替済)
- コード・変換プラグ(全世界対応版とA→BFを各2)
- リュック(20L)
- 旅行用ボストンバッグ
- 食料品
- 衛生用品(綿棒・ティッシュなど)
- 手袋×2
- ニット類
- 化粧品ストック②
- 栓抜き、メジャー、ヘアブラシ
- 部屋履きサンダル
- クレラップ×2
服は完全に冬を見据えた布陣です。東京出身の私はイギリスの冬の寒さが想像できないので、とにかく冬服を大量に持ってきました。東京の12月の服が10月に必要になる可能性もあるわけですよね…?夏服は秋冬服の半分以下しか持ってきていませんが、今のところ大正解だと思っています。
リュック:上限8kg
リュックには、預入できないガジェット類を中心に入れました。ちなみに約11kg詰め込みましたが、羽田でもイスタンブールでも計測はなかったです(その代わりに肩がバッキバキになりました)。
- PC
- 液体類ビニール袋
- モバイルバッテリー
- GoPro
- 折り畳み傘
- フェイスパック(個包装×30)
- 各種書類のコピー(BRPの受け取り郵便局指定レター、残高証明、Airbnbの予約票など)
- 薬類
- 汗拭きシート
- 腕時計×3
- ペラペラの上着
- ウルトラライトダウン
ガジェット類なので重さもありますし、30Lとはいえリュック内に詰め込むにもテクニックを要しました。折り畳み傘なんて持って行ったところで使わないのに(雨傘嫌い)。フェイスパックは本来スーツケースに入れたかったものの、23kgをどうしても超過するのでリュックに詰めました。家探し期間中に嵩を減らして引っ越し時に荷物を減らせるので、30枚入りのボックスより個包装がおすすめです。
ちなみにフェイスパック、イギリスで30枚入りボックス全然売ってないです…!個包装はありますが安くても約2£/枚なので、フェイスパックはスーツケースに空きがあれば日本から持ってくることを強く勧めます。私はこの時持参したフェイスパックをケチケチ使いつつ、送料数千円を払っても安いので日本Amazonで海外配送対象のフェイスパックを買いました。
各種書類のコピーは念のためです。残高証明は翻訳したものではなく、出国ギリギリのタイミングで出力したものを印刷しました(もちろん全部日本語)。あと羽田・イスタンブール便でアメニティーのポーチをもらったので、イスタンブール・ヒースロー便ではリュックの荷物にポーチが追加されています。
液体類プラスチック袋の中身
- クレンジングオイル小
- クレンジングオイル中
- クレンジングオイル大
- 日焼け止め
- 化粧水・乳液(ともにサンプル)
- 整髪スプレー
- ハンドクリーム
- ヘアオイル
- 化粧キープミスト
- 除菌スプレー
- 口臭用スプレー
- 目薬
手荷物で液体類を飛行機に持ち込む場合、ルールの範囲内でプラスチック製の袋に入れる必要があります。ルールは以下の通りです。
国際線ご利用の際、100ml(g)を超える容器に入ったあらゆる液体物は、航空機内への持ち込みが禁止されております。ただし、下記の場合は持ち込み可能です。 ※100ml(g)=3.4オンス
引用元:液体物の持ち込みについて(国際線) | 成田国際空港公式WEBサイト
- 100ml(g)以下の容器に入った液体物で、容量1リットル以下のジッパーの付いた再封可能な透明プラスチック製袋に、余裕を持って入れてください。 ※100ml以下の容器であったとしても、透明のプラスチック製袋に入っていない場合は持ち込みができません。
- 持ち込みにご利用できる透明プラスチック製袋のサイズの目安は、縦20㎝以下×横20㎝以下になります。マチ付きの物は容量が1リットルを超えてしまいますので、使用はできません。
- 透明プラスチック製袋はお客様ご自身でご用意ください。コンビニ・ホームセンター等でも販売しております。 ※透明プラスチック製袋の持ち込みは、お客様お1人につき1つのみ。
怒涛の「クレンジングオイル大・中・小」。笑 化粧品周りで一番こだわりを持ってるのがクレンジングオイルなので、サンプル2種(中・小)と渡英前に自宅で使っていたものを小瓶に詰め直したもの(大)です。実をいうと特大(450mlボトル)も本当はスーツケースに入れたかったものの断念しました。泣
身の回り品:上限4kg
身の回り品には、ロンドンのAirbnb到着までの使用頻度が高いものを入れました。
- 財布
- パスポート
- 貴重品入れのポーチ
- ワイヤレスイヤホン
- 定期入れ(空)
- メジャー
- タブレット(8インチ)
重量は2kgくらいだったはず。パスポートは貴重品入れのポーチに入れました。ちなみにタブレットは先代と同じAmazon Fire HDで、2022年発売の第12世代に買い替えています(先代は2018年発売の第8世代)。
自分
- キャップ
- ノースリーブ
- カーディガン
- カーゴパンツ
- 靴下
- スニーカー
- 腕時計
- スマホ(ネックストラップ)
最後に私自身の服装について。8月の東京は猛暑で着込む技が使えなかったため、非常に軽装です。日本ではカーディガンは腰巻きでしたが、機内では防寒対策、イスタンブールでは日焼け対策で着ました。あとは荷物を詰める段階でアクセサリー類を全部日本に置いてきたので、ピアスくらいすればよかったな…と思っています。
持ってきてよかったもの
今回のパッキングはすべて予定通りに進んだわけではなく…計10kg以上の荷物を諦めました(その大半は服)。あとは小さいものだと過去の旅行で取得した硬貨(ユーロとチェココルナ)や試供品の詰め合わせセット、ソーイングセット、筆記用具などなど。先述の通りアクセサリー類は全部諦めています。
歯ブラシセット
歯ブラシセット自体は必需品ですが、このケースがよかったので紹介させてください。YMS当選後に見漁っていたパッキング動画で知りました。黒い蓋がコップになるのは言わずもがな、歯磨き粉も中に収納できるのが非常に便利です。
今はイギリスで買ったコップに歯ブラシを入れているので何も入っていませんが、右側には歯ブラシをセットできます。歯ブラシのスペースは意外と余裕があるので、舌磨き用のブラシも収納可能です。
メジャー
現地でも買えますが、すぐ「メジャーを買いに行こう!」とはならないと思うので。シンプルに引っ越し後の家具の見積もりで大活躍しています。
私は引っ越し後にIKEAで収納を買ったのですが、購入前に空きスペースの計測でこのメジャーを使いました。IKEAの収納は幅60cmのものが多く、空きスペースも60cmは余裕でしょ~と思っていましたが、念のために測ると56~7cm…。計測せずにIKEAに行って幅60cmの収納を買っていたらと思うとぞっとします。
このあとテーブルを購入した際も、メジャーが大いに役立ちました。軽くて小さいのでスーツケースの隙間に忍ばせておくと重宝するかもしれません。
マスキングテープ
マスキングテープは必需品だと思うの、私だけでしょうか…?何かと使い勝手がいいので、私は新品含め7個くらい持参しています。上の写真のように開封済みの液体類に封をできますし、ちょっとメモを張り付けるにも便利。引っ越し時に液体類の蓋をぐるっと囲めば液漏れ防止に役立ちます。
ちなみにオーストラリアワーホリ時に私はスマホの画面を割り、内側の基盤が見える状態にしたことがあります。スマホは問題なく使えたものの、すぐに機種変更できなかったので、基盤をマステで塞いで対処しました。
サブのスマホ
思いのほか便利だったのがサブのスマホです。今のスマホに機種変更したあとも趣味用のアドレスで使っていました(特にSIMを契約するでもなく、Wi-Fiやテザリングで対応)。YMSでのサブのスマホの主な用途は、日本の電話番号でのSMS受信です。
日本で使っていたSIMを入れてローミング設定をオンにすれば、日本の電話番号でSMS認証できます。日本国内向けのサービスでは、イギリスの番号を登録できない可能性が高いです。特に銀行などお金に直結するサービスはログインできないと困るので、SMS認証用に安いスマホを1台持っておくと心強いでしょう。
私はサービス開始当初からahamoを使っていましたが、渡英を機により安く日本の電話番号を維持できるpovoに切り替えました。povoなら年間1,000円程度で日本の番号を維持可能で、国際ローミングでもSMSの受信だけなら料金はかかりません。何か設定をミスしてとんでもない額の請求が来た…なんてことのないよう、SMS受信時以外は機内モードにしています。
食料品
- 味覇(チューブ小)
- 緑茶ティーバッグ×50
- 顆粒だし
- 顆粒コンソメ
- 丸鶏がらスープ
- 揖保乃糸
- 山椒
- ドリップコーヒー×4
- お鍋用マロニー
- のりたま
- ツナフレーク(手前の水色)
- 鰹節の小袋×10
- レトルトカレー小(真ん中のエバラ)
- スープカレーの素×5
- アサイーの素×6(KALDI試供品)
- 魯肉飯の素(マロニー手前のオレンジの箱)
- カップ麺×2
個人的に必須なのは上から順に山椒まで。母が静岡出身で食後に緑茶を飲む家庭で育ったので、緑茶は優先順位かなり高いです。
本当は大きい缶の味覇を入れたかったものの重量で断念(実家に置いてあります)。味覇は中国でも味覇らしく、中国人が食いついてくれるので(アデレードで経験あり)、創味シャンタン過激派でなければコミュニケーションツールとして味覇がおすすめです。
揖保乃糸ですが、100均のレンチンパスタ茹で器に収納すればほぼ無傷で運搬可能です!パスタは鍋で茹でる派の方も、揖保乃糸を守るためだけにパスタ茹で器を持ってくる価値はあります。笑 あとは電子レンジでお米を1合炊きできる100均の商品も持ってきました(すごく便利です)。
圧縮袋
某俳優のYouTubeのパッキング動画で知って購入し、思いのほか便利だったのがこの圧縮袋です。SS・S・M・Lの4サイズ展開で、私はS・M・Lのセットを購入しました。
使い方は簡単で、青のジップを開けてこのように服を収納します。少しわかりづらいのですが青ジップは2つあり、両面に服を収納可能です。裏側はTシャツ2枚と8月下旬の猛暑に耐えかねて急遽PRIMARKで買い足した寝間着の半袖+ハーフパンツが入っています。
両側に服を収納したら中央の白いジップを閉めて完成です。両側に服を収納できるので、短期の旅行で服を「使用前」「使用後」にわけてしまえるのも便利だと思います。
ブラウス類など特に皺を作りたくない服はLサイズに収納しました。折り皺だけは諦めるしかありませんが、くるくる畳んで空気を抜く圧縮袋のような使い方はしないので、圧倒的に皺になりにくいです。
レンチン炊飯器
持って来なかったことを後悔する声は聞いても逆は聞きません。イギリスで売っている炊飯器は日本のものとは違うし、YMSで来ていてわざわざ炊飯器を買うのも…となるので非常に重宝します。イギリスのスーパーでも大型店なら2合炊きバージョンを見たことがありますが、一人暮らしなら1合炊きで十分です。
朝のうちにお米を研いで浸水まで済ませておけば、帰宅から10分で温かいお米が食べられます(イギリスと日本の電子レンジの強さが違う関係で、説明書より短めにレンチンします)。私は百均の店舗で見つけられなかったので、メルカリで500円で買いました。それでもまったく後悔していません。
使い捨てヘアキャップ
使い捨てのヘアキャップ…?と思われた方もいると思いますが、靴を運ぶのに使います!これもYouTubeのパッキング動画で知って目から鱗だったので実践しました。私は100均で10枚入りとか、それくらいのものを買いました。極端な話これを頭に被るわけではないので、柄が入ってても大丈夫です!
ビニールを突き破る可能性があるので、ピンヒールはヒール部分だけ別途保護が必要かもしれません。しかしそれ以外の靴なら、他の荷物を汚れから守るという最低限の目的は果たせると思います。
私の足の大きさは23.5~24.0cmと、日本人女性としては平均的です。ヘアキャップは口がゴム状になっているうえに上の写真でもわかる通りかなり中は余裕があるので、足の大きな男性でも大丈夫なはずです!
まとめ
服や化粧品などは日本から持ってくるか現地で買うかの選択を迫られますが、持ち込めるものは持ち込んだ方がいい!が個人の感想です。持って来なくてもよかったじゃん…と思うものがないといえばうそになりますが。
家探しブログはブリスベン編同様に複数記事で書こうと思っているので、公開までに時間がかかります。その分、こっちで買ってよかったものの記事を書こうかなと考えています。それでは!