9月末に半年過ごしたブリスベンを離れ、アデレードに引っ越しました。アデレードの家に入居してワーホリビザの期限も半年を切り、オーストラリア生活のカウントダウンの始まりを感じています。
正直なところ、アデレードの家探し記事を書く気は1ミクロンもありませんでした。しかし、ブリスベン時代の情報収集中から思っていたのが、アデレードの家探し情報少なすぎ。というわけで、今後アデレードで家を探す方の一助になればと思い、ブログを書きました。あと、ブリスベンの家探し記事を読み返したら色々思い出したので、個人的な記録としても残しておこうかと。
前置きが長くなりましたが、アデレードでの家探しの様子もご紹介します!家探しに使ったサイトなどはブリスベン時代の記事にあるので、こちらをご覧ください。
アデレードは言うほどコンパクトじゃない説
ワーホリや留学に限らず、地球の歩き方などの旅行情報でも必ずと言っていいほど書かれるのが「アデレードはコンパクト」。本当にコンパクトなのか気になったので、調べてみました。
まずこちらはブリスベンの地図。私が住んでいたアスコット(Ascot)は黄色のエリア、つまり中心(この地図では電車のCentral駅)から5~10km離れています。Google Mapの経路検索だと、住んでいた家から中心部(以下:CBD)までは自転車で7kmほどでした。
ちなみに「ブリスベンCBD」は赤のエリアにすっぽり収まっています。
続いてアデレード。アデレードはCBD北部が少しだけオレンジですが、やはりCBDは5km圏内です(中心の位置をもう少し北に設定すれば、多分赤に収まったはず)。
まだアデレードに来て一月経っていない状態での個人的な感想ですが、アデレードのほうがCBDに色々集中している印象です。「CBDに集中していてコンパクト」というよりは、ただオレンジや黄色に何もないイメージ。
とはいえまだ黄色のエリアはほとんど回れていないので、アデレードを出るときには印象が変わっているかもしれません。
「Go!豪!! アデレード」も活用
ブリスベンでは、facebookグループをはじめ4つのサイトで家探ししました。
今回はfacebookグループを使わず、代わりにアデレードに特化した生活サイト・Go!豪!! アデレードを利用。
- Flatmates.com
- Gumtree
- 日豪プレス
- Go!豪!! アデレード
今回も全サイトを経由してインスペクション(内覧)に行きました。
所要期間:2日(家が決まるまで5日)、インスペクション:5件
ブリスベンでは5日で15件インスペクションしていましたが、今回はほぼ半分。家探し期間は同じくらいとったのに…。しかもブリスベンみたいなExcel表もGoogleカレンダーも作成していません。
今回も条件をまとめると、こんな感じです。
- 絶対に譲れない:該当しない物件は、他の条件がどんなによくても除外
・週$175未満($150以下が理想、光熱費・インターネット代込)
・鍵付きオウンルーム(一人部屋)
・家具付き(furnished)
・調理器具やお皿完備
・CBDまで近い
・屋内では完全禁煙(ベランダなどの屋外は可) - あれば優先したい:必須ではないが、満たしていれば優先
・日本人がいない
・4口コンロ(※3口は絶対条件)
・乾燥機
ブリスベンの家が$175/週でしたがまあまあ値が張ったので、固定費を削るためにもそれ以上の家は一切見ませんでした。
9/29:2件
ブリスベンの家探しでは入国当日に1件見に行きましたが、アデレード到着当日は何もせず(情報収集のみ)。ちなみに以下に載せる家の外観はすべてイメージで、実際にインスペクションした家ではありません。
01:オウンルーム$155/w @Gilberton
最初に見に行ったのは、ブリスベンからコンタク取っていたいたオーナーの家。オーナー本人は来れないようで、娘さんが代わりに案内してくれることに。今回インスペクションで唯一のGumtree物件です。
Gumtreeの掲載写真がそこまできれいではなかったので、写真と現実の落差はあまりなかったです。感想は「及第点」といったところ。ただ、家の門を開けてから玄関までが石の階段(?)で、スーツケースの運搬がかなり大変そうな印象でした。
インスペクション中に電話口でオーナーから「どうするの?」と聞かれたものの、「まだ他に見るところがあるから、悪いけどすぐには返事できない」と答えて終了。
02:オウンルーム$155/w @Goodwood
2件目は、高級住宅地で知られるGoodwood。1件目のインスペクションへの道中でFlatmates.comを見てスケジュールを組みました。
同じく高級住宅地だったブリスベンのAscotに続いて縁があればと期待していましたが、まあ汚い。私が見に行った部屋にはまだ住人がいて、彼が荷造中なのを加味しても汚い。とにかく共有スペースが汚い。
ということで、2件目はその場で入居しないことを決めて撤退しました。そういえば、見た5件で唯一男性も住める家でした(特に女性限定の家を探していたわけではありません)。
9/30:3件
翌日は3件の物件を観に行きました。午前中に2件、午後に1件。これでアデレードのインスペクションは終了です。
03:シェアルーム$140/w @Marleston
オウンルーム(一人部屋)を条件に家を探していましたが、この部屋はシェアルーム(二人部屋)で同居人がいます。しかし、仕事の都合で同居人はほとんどこの家におらず、彼女は手紙の受け取りなどにアドレスを使っているだけ。オーナーですら2回しか会ったことがなく、実質オウンルームでした。
大通りに面した部屋で車の走行音がうるさかったり壁にヒビが入っていたりはしたものの、値段を考慮すれば十分ありでした。
04:オウンルーム$160/w @Richmond
ここは、3件目のオーナーが持つ別の家。3件目から車で数分のところにあり、「もう一軒見る?」と言われたのでお邪魔しました。
ここで見た部屋は完全にオウンルーム。実家の自分の部屋(確か8畳)より狭く、「ここに$160払うなら3件目だな…」と。CBDからも遠くなるので「入居するなら3件目」とオーナーに伝えてとりあえず撤退。
05:オウンルーム$145/w @Underdale
Go!豪!! アデレードで募集がかかっていた最後の家は、CBDから一番遠く、海とCBDの中間あたり。地図だとギリギリ黄色いエリアだと思います。立地的には対象外でしたが、それでも見に行った最大の理由は写真の家がすごくきれいだから。
家探しサイトの写真と実際の家には少なからずギャップがありますが、この家のオーナーはマレーシア人男性と日本人女性のカップル。日本人女性がオーナーなら汚くても許容範囲内だろうと判断しました。
実際の家は期待を裏切らないきれいさ。部屋が2階で階段が狭く、スーツケースの運搬が大変そうでしたが、ほかに問題点はありません。もう一人の同居人も日本人で超日本語環境なのがネックでしたが、そうも言っていられないくらいきれいだったので、その場で即決の意を伝えました。
しかし、返ってきたのは「今週もう一人インスペクションがあるから、それを待ってからでいいですか?」
「こういうのは先着順じゃないの~?」と駄々をこねようかと思いましたが、日本人相手だからこそ生じる遠慮。結局「あっちもビジネスだし」と割り切って待つことにして撤収しました。
10/01:なにもしない
5件目のオーナーからは「水曜日(10/02)の午前中までに返事します」と言われたので、大人しく待っていました。5件目がダメなら3件目に連絡して、そこもダメなら別の家を探します。この時点で1件目に断りを入れ、3件目がダメだったときのために物件探しを再開しました。
10/02:断られる&最終的な家が決まる
「水曜日の午前中までに返事します」と言われ、返事が来たのは水曜日の午前中ギリギリ。望み薄でしたが、案の定断られました。もう一人の方が長く住めるのが理由です。
もう一人は1年以上住める人で、私は長くても半年しか住めません。セカンドビザの取得は一切考えていないし「まあ仕方ないかな~」と思いつつ、かなり落胆。しかしそう落ち込んではいられないので、3件目のオーナーに連絡したところ、まだ空いていたので物件を押さえてもらいました。
これにてアデレードでの家探しは終了です。
入居した感想(主にデメリット)
物件を決めた5日後に入居しました。
エリアは赤に近いオレンジ。玄関から徒歩30秒かからない場所にバス停があり、CBDまではバスで15分くらい。スーパーは15分ほど歩いたところにColesがあって、ウォーキングを兼ねてそこで買い物しています。
シェアメイトの子たちもみんないい子で、ほとんど生活に不自由はありません(同居人には会えていません)。家の前の道路の交通量が夜もそれなりに多く、なかなか寝られないことを除けば。
私の部屋は玄関入ってすぐのところにあり、インスペクション時にオーナーからは「夜は交通量が減るから大丈夫」と言われていました。ブリスベンでは私の部屋が道路から一番遠かったし、そもそも通勤時以外の車通りはかなり少なかったので、就寝時の騒音なんて考えたこともありません。
さすがに日付が変わると交通量は減りますが、静かになって眠れそうになると一台通り、もう一度睡眠態勢に入るとまた一台…という感じで、睡眠リズムが狂っています。朝も交通量が多く、外の車の走行音で目覚めることも少なくありません。
夜間の騒音はさすがにインスペクションで把握できないので、こればかりは仕方ないかな…と諦めています。好きではない耳栓の購入も検討中です。
1月末にはメルボルンへ引っ越します
とはいえ、1月末の退去が決まっているので、しばらくの辛抱です。アデレードの家を退去したらメルボルンに移動し、ビザの期限ぎりぎりまでオーストラリア生活を続ける予定です(航空券も手配済み)。
それでは!