私がいるブリスベンでは、4/13、14の2日間でツール・ド・ブリスベンという大会が開催されました。
13日にクリテリウム、14日にロードレースが開催され、日曜のロードレースを観に行ったので、その様子をシェアします
本当はもっと早く書こうと思っていましたが、仕事の都合もあってリエージュ~バストーニュ~リエージュを見ながら書いています…。
ツール・ド・ブリスベンとは
ツール・ド・ブリスベンはUCI Gran Fond World Seriesに分類されるレース。このレースカテゴリーについて、公式サイトで次のように説明されています。
UCI Gran Fondo World Series: The UCI Gran Fondo World Championships qualifier series
The UCI Granfondo World Series (former UCI World Cycling Tour) is a series of UCI-sanctioned races held all over the world. Some 21 qualifier events will qualify the top 25% in each age group to the UCI Granfondo World Championships, the former UWCT Final and UCI Masters Road World Championships, where the champions are awarded with the coveted rainbow jersey. After its launch in 2011, the UCI Granfondo World Series enters the 2018 season with additional events.While promoting high level competition for Masters and Amateurs, one of the aims of this series is the globalization of “Cycling for All”. With that in mind, the geographical spread of the events is very important, alongside with strict organizational and sporting criteria, and a certain tourism interest.
The UCI Gran Fondo World Series concept is focusing on both very competitive riders who either just miss the skills and talent to become a Pro Elite rider or who still want to compete at a high level at a later age, but also to fun riders who like to keep fit and finish the event.In a partnership with renown Belgian sports marketing agency Golazo, the UCI has created the UCI Gran Fondo World Series. This partnership will be responsible for the overall organization, coordination and marketing aspects of the UGFWS qualifier events.
引用元:UCI Gran Fondo World Series公式サイト
かなり掻い摘んで説明すると、2011年に誕生したUCI(国際自転車競技連合)公認のカテゴリーです。世界各地で行われる予選大会で年齢別グループの上位25%に入ると、UCI Granfondo World Championshipsへの出場権が与えられます。
ツール・ド・ブリスベンもニセコクラシックも、UCI Granfondo World Championshipsの予選大会に該当します。
ブリスベンの中心地から郊外へ行く110km
45kmなどの短距離の部もありますが、UCI Granfondo World Championships出場をかけたメインレースは110km。赤いピンがスタート/フィニッシュで、北西をまわってから南東へ下り、ふたたび北上するコースです。
唯一の山岳は、20kmを過ぎたころから上り始めて28.4km地点で標高278mに到達するMt. Coot-Tha(マウント・クーサ)。この表で確認できる範囲で最大勾配は9.7%。
私もこのレース後にMt. Coot-Thaを車で訪れましたが、自転車では上りたくないですね。
このようにブリスベンを一望できるスポットとして有名です(この日は霧が濃くて写真を上手く撮れなかったのでリベンジしたい…)。
日中のバスは夕方までしか出ていないらしいので、ブリスベン観光でMt.Coot-Thaを訪れる際は要注意!元シェアメイト曰く、頂上のカフェのアップルパイがおいしいらしいです。
レース
レースのスタート/フィニッシュはブリスベンの中心地。この写真左奥には有名な「BRISBANE」があります。
中心部で見られるのは、ブリスベンのバスのハブとなっているCultural Centre駅から見るのと、この「BRISBANE」へ向かうところでU字ターンするところ(この記事のトップ)と、フィニッシュ地点のおそらく3箇所。
沿道では他のサイクリストや家族が応援していて、プロレースの熱気に比べるとかなり和やかな雰囲気です。この写真の左側はカフェやレストランが連なっているので、食事をしながらフィニッシュを見ている方もいました。
イベント
スタート/フィニッシュ地点の近くには、イベントブースがありました。レースを追いかける予定はなかったので、こちらにも足を運ぶことに。
感想は「思っている以上に規模が小さい」。プロレースではないし、「そういうもの」と言われればそうなのかもしれませんが。このブースは子供連れのファミリーが目立っていました。
この写真にある通り、周りのブースもスタッフが1~2人いる程度です。周りのブースではサイクルジャージやアイウェアが販売されていました。
座ってハーフパイプショーを見ていたところ、こんなものをもらいました。
この竹馬みたいな高さのある靴を履いたフォーマーは、昨年のツール・ド・フランスのチームプレゼンテーションの前座でも見ました。
こういうのが流行っているのか、はたまた欧米では主流なのか…。疑問は深まるばかりです。
ツール・ド・ブリスベンもコロンビアが大活躍!
ブリスベン中心地だけですが、ツール・ド・ブリスベンを見て思ったのは、「コロンビア多くない?」でした。
これに似たデザインのジャージを着ている人を十人単位で見かけました。
在豪コロンビア人だと思いますが、目立ちます(ベルギーと見間違ってはいません)。わざわざコロンビアから来るにしても、南半球同士だから移動が楽だったりするんでしょうか…。いずれにせよ、これだけ海外レースに出場する選手が多ければ、いまワールドツアーを席巻している彼らのようなプロ選手が出てくるのは納得できる気がします。
あと、下のツイートでも紹介しているように、BORA-hansgroheのジェイ・マッカーシーが協力した8週間トレーニングメニューも公開されていました。マッカーシーはブリスベン出身の選手です(※2019年5月1日時点でリンクが切れています)。
来年の大会もマッカーシーや他のブリスベン出身の選手が何らかの形で大会にかかわる可能性はあるので、ツール・ド・ブリスベンに出場しなくても、日本のレースに出場する方は要チェックです。
それでは!