去年の11月のオーストラリア旅行ブログ第4弾です。今回はシドニーとメルボルンの移動に使った鉄道・XPTについてご紹介します。私が使った予約サイトや乗車までの手順、席のグレードによる料金比較表まで盛りだくさん!

前回の記事はこちらです!

旅程と目的

旅程

  • 2017.11.18 羽田空港発
  • 2017.11.19 シドニー着
  • 2017.11.20 Symbio Wildlife Park
  • 2017.11.21 シドニー発
  • 2017.11.22 メルボルン着
  • 2017.11.23 グレートオーシャンロード
  • 2017.11.24 メルボルン発
  • 2017.11.25 羽田空港着

今回の旅行の最大の目的は、4月から留学で1年間メルボルンにいる妹に会うこと。両親も行きたがっていましたが、諸事情で私ひとりで行くことに。春に渡豪した妹に夏服などを届けるため、1週間の滞在ながらスーツケースを2個持っていきました。

鉄道・XPTの概要

私が今回乗車した鉄道は、20:32にシドニー・セントラル駅を出て、翌07:30にメルボルン・サザンクロス駅に到着する夜行列車XPT。夜行列車を選んだ理由は、大きく分けて2つ。

  • 宿泊費と時間の節約
  • LCCの超過料金

限られた時間しかない海外旅行では、少しの時間も惜しいですよね。夜行列車に乗れば移動時間を睡眠時間に充てられます。宿泊費を抑えられるのはもちろん、夜までシドニーで遊べて朝からメルボルンで動けるので、活動時間も増えてかなりお得です。

シドニー・セントラル駅の様子。XPTが着く1番ホームの近くにありました。

「移動時間を短縮したければ、飛行機で移動すれば?LCCなら安いでしょ?」と思う方もいるかもしれません。

確かにLCCなら寝台特急より安くで手配可能で、移動時間も数時間で済みます。しかし、今回は自分のスーツケースに加え、妹の夏服が入ったスーツケースを持っていました。2つとも重量制限ギリギリに荷物を詰めていたので、運賃が安いLCCに乗ったところで超過料金は避けられません。

以前ドイツのケルン・ボン空港とベルリン・テーゲル空港の移動でLCCを使ったとき、スーツケースひとつで40ユーロ近くを支払いました(このときの重量制限は手荷物7~8kgで、スーツケースは恐らく25kg前後)。このときと同じくらい超過料金を取られるとすると、スーツケースひとつあたり130ドル以上の超過料金が発生します。さらに宿泊費も考えると、どう考えても夜行列車のほうが安く済むのです。

事前準備:鉄道チケットはATSで手配

今回出発駅となったセントラル駅(※写真はXPTのホームではありません)

今回のシドニー~メルボルンの鉄道は、オーストラリアンツアースペシャリスト(Australian Tour Specialist/以下:ATS)で手配しました。ATSは1997年にケアンズで設立したオーストラリア政府公認の旅行会社です。

今回私が予約したのはXPT(ブリスベン・シドニー・メルボルン)で、シドニー・メルボルン間のほかにブリスベン・シドニー間とシドニー・サーファーズパラダイス間でも運航しています。さらにXPTには3種類の座席クラスがあり、私は中間のファーストクラス座席車両を選択しました。

  • エコノミークラス座席車両: 78.00ドル~
  • ファーストクラス座席車両:110.00ドル~
  • ファーストクラス寝台車両:198.00ドル~

エコノミークラスとファーストクラスの座席車両の違いは、次の2点です。

  • リクライニングの角度(エコノミークラス:28°、ファーストクラス:40°)
  • 足元の広さ

ちなみに各クラスのシーズンごとの料金はこちらです。
※小人:4~15歳、学生は予約時に国際学生証の番号を提示。
※シドニー・メルボルン間の料金。出発駅と運行時間(昼/夜)を問わず同一料金。

各シーズンの振り分けはATSが独自に行っていて、同じ月でもシーズンが異なれば料金は大きく変わります。私が利用した11月下旬はローシーズンでした(※大学卒業間際に発行した国際学生証がなぜか有効期限内だったので、今回は学生料金の91ドルで乗車)。

チケットはATSホームページから購入して、確認メール(またはメールに添付された乗車券)を印刷して持っていけばOK。私が乗車したときはEチケットではなく印刷物を持ってくるように指定されていました

当日準備:預入荷物のチェックイン

預入荷物のチェックインは少なくとも出発の45分前までに、預入荷物がなくても出発の30分前までにチェックインしましょう。シドニー(セントラル駅)から出発の場合チェックインはさらに早く出発1時間前までに済ませる必要があります。

クリックで拡大。

シドニー・セントラル駅で預入荷物のチェックインをするのは、上の図の左上、赤マルがある「Luggage Check-in and Collection」。その真横の1番ホームからXPTは出発するので、チェックイン時に確認しましょう。

ちなみに預入荷物の重量制限ですが、ATSホームページのQ&Aにはこのように記載されています。

チェックインの際は、お一人様50kgまでのお荷物を預ける事が可能です。
1個のスーツケースに付き25kg以下3辺の合計は180cm以内とさせて頂きます。
プラチナサービスはお一人様75kg(1つ25kgが3個)になります。
お預けになられるお荷物は出発時間の30分前まで受け付けております。

重量制限は私が乗車したときから少し緩和されたようです。私が乗ったときは重量制限がスーツケースひとつにつき20kgでしたが、渡豪時に搭乗した飛行機の重量制限は預入荷物ひとつにつき23kg。

つまり飛行機に乗るだけなら46kgまでオーストラリアに運べましたが、鉄道の関係で40kgまで持ち込めませんでした。そのため、XPTの重量制限に合わせて6kg分の荷物を減らすのに苦労しました。

チェックイン時に名前を書いた名札をスーツケースに貼り、チェックインは完了です。あとは乗車まで待ちます。

いよいよ乗車

こちらが1番ホーム。

時間になると1番ホームの前に駅員が立ち、切符の確認をします。印刷したチケットを見せましょう。今回乗車したXPTは20:32発で、私は20:15頃に1番ホームの中に入りました。

チケットに座席が指定されているので、乗る車両を探します。

私の場合は「B」の車両へ。座席のクラスも一緒に確認しましょう。

ファーストクラスの座席は新幹線のような感じ。

新幹線との違いがあるとすれば、回転して4人席にできること。日本の新幹線では一部にしか対応していませんが、XPTではエコノミー・ファースト問わず座席が回転します。

エコノミーとファーストの違いにあった通り、足元はゆったりめ。
そのため、大きなリュックを完全に置けました。

私は場所を選ばず寝られる方です。それでも海外の電車での睡眠には抵抗があったので、寝るのに少し時間がかかったし、熟睡できませんでした。

車窓から。スマホが写り込んでいます。6時過ぎだったので、メルボルンにかなり近い場所です。

車内では飲食物の販売も行っています。私は何も買わなかったので、具体的な商品名や値段はわかりません(たぶん日本の新幹線と変わらないと思います)。

預入荷物を受け取れば鉄道の旅は終了

メルボルン・サザンクロス駅に到着!

ホームに放り出された預入荷物のなかから自分の荷物を見つければ終了。空港などと同様、荷物を見つけたら勝手に移動して大丈夫です。

スーツケースを受け取って改札をくぐると、そこには半年ぶりの妹が…!両親に妹との再会を報告してから、メルボルン滞在中お世話になる妹の家へ。

次回は妹宅で一息ついたあとの、メルボルン初日の行動について書きます。

それでは!

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